政府が10地域のレッドゾーン指定、休業措置を通知

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年06月24日

バングラデシュ政府は6月21日、新たな新型コロナウイルス感染対策として、6月15日に発表した感染リスク別に応じたゾーン分けと、ゾーン別行動規制(2020年6月18日記事参照)の実施に係る詳細を発表し、レッドゾーン(注)の公表と当該地域の休業措置を通知した(添付資料:ジェトロ仮英訳資料参照)。

レッドゾーンに指定したのは10地域で、移動や活動の制限を厳しくし、政府機関や民間企業などは引き続き休業(在宅勤務は可)とした。10地域はチョットグラム(南東部)、ボグラ(北西部)、チュアダンガ(西部)、モウルビバザール(北東部)、ナラヤンゴンジ(ダッカ南東部)、ホビゴンジ(北東部)、ムンシゴンジ(南東部)、クミッラ(南東部)、ジョショール(南西部)、マダリプール(南部)で、各地域におけるレッドゾーンと休業期間を指定している。

ダッカ地域については、政府や南北ダッカ市からの公式な通知は確認できていないが、同市内では45カ所がレッドゾーンに指定されているとの報道もある(「ファイナンシャル・エクスプレス」6月14日)。政府発表だけでなく、常にニュースなどで最新状況を入手することが重要だ。

(注)過去14日間の10万人当たりの感染者数が10人以上のエリア。ダッカ市は10万人当たり60人以上のエリア。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

ビジネス短信 b94407320d90fc10