ゾーン分けによる新型コロナウイルス対策の実施を発表

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年06月18日

バングラデシュ政府は6月15日、新たな新型コロナウイルスへの対策として、感染リスク別に応じたゾーン分け、およびゾーン別の行動規制の実施を発表した(添付資料:ジェトロ仮英訳資料参照)。

今回の行動規制は、保健サービス総局が策定したゾーン分け規制のガイドラインPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に基づき、地域が「レッド」「イエロー」「グリーン」の3つに分類され、各ゾーンで定められた感染対策が講じられる。

「レッド」ゾーンに指定された地域(過去14日間の10万人当たりの感染者数が10人以上。ダッカ市は、10万人当たり60人以上)では、移動や活動の制限を厳しくし、引き続き、政府機関や民間企業などは休業措置(在宅勤務は可)とすることとした。「イエロー」ゾーン(過去14日間の10万人当たりの感染者数が3人以上9人以下。ダッカ市は、10万人当たり3人以上59人以下)では、通常の50%までの出勤とし、「グリーン」ゾーン(過去14日間の10万人当たりの感染者数が2人以下)では、通常の操業を可能としている。

一方、具体的な地域のゾーン分けは発表されておらず、今後、政府や各自治体から発表されるとみられる。

なお、今回の行動規制では、ゾーンに関係なく、バングラデシュ全土で6月16日から30日までの期間は、午後8時から翌日午前6時までは外出禁止とし、外出時のマスク着用を義務付けている。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

ビジネス短信 a1d67c49bb3982db