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中部ダナンのドンア大学、日本言語文化学部を新設

(ベトナム)

ハノイ発

2020年06月26日

ベトナム中部・ダナンのドンア(東亜)大学で6月19日、日本言語文化学部の設立発表会が行われた。同大学はベトナムでは比較的新しい私立大学で、2002年に短期大学として開校したのち、2009年に大学となった。現在、17の学部に約9,000人の学生が在籍している。

同大学では従来から日本語人材の需要増加を見越し、日本語教育を重視してきた。第1外国語として日本語を選択できるのが特徴で、在籍する学生のうち、約2,000人が日本語を第1外国語に選択している。学生はIT、観光、看護など幅広い分野の科目を専攻しながら、卒業までに最低でも日本語能力試験(JLPT)でN3~N4レベル(注)の日本語を習得する必要がある。また、日本の医療機関や横浜市などとの幅広いネットワークを生かし、毎年約300人の学生を1年間日本に派遣するインターンシッププログラムも人気を集めている。

今回設立された日本言語文化学部は、N1、2レベルの日本語能力のみならず、幅広い日本文化の教育を通し、日系企業や国際機関で活躍できる高度人材の育成を目標に掲げる。グエン・チー・アイン・ダオ学長は同学部の設立に当たり、「ベトナムのみならず、日本社会に貢献できる優秀な人材の育成を目指す」と語った。教育の質を担保するため、約150人の学生からスタートさせるとのことだが、既に同学部には定員を超す入学希望が寄せられているという。設立発表会では他に、同大学とFPTソフトウェアとの人材育成に関する戦略協力協定、ベトナム中部高原における実用日本語検定(J.TEST)の開催に関する覚書の調印も行われた。

ダナンは日系企業の進出が進んでおり、現在ダナン日本商工会議所には188社が加入(2020年6月現在)。2020年1月には領事事務所が開設され、日系企業進出の環境が整いつつある。同じく1月には日本の政財界約1,000人の関係者からなる日越文化経済観光交流団が同地を訪問し、注目を集めた(2020年1月23日記事参照)

写真 ドンア大学キャンパス(左)と看護学科の授業(ジェトロ撮影)

ドンア大学キャンパス(左)と看護学科の授業(ジェトロ撮影)

(注)日本語能力試験(JLPT)で、N1~N5の5つのレベルがある。N1が最も難しく、N5が最もやさしいレベル。

(新居洋平)

(ベトナム)

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