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NASSCOMが日本向けオンラインピッチ初開催、今後は毎週実施の予定

(インド、日本)

アジア大洋州課

2020年06月05日

全国ソフトウエア・サービス企業協会(NASSCOM)は5月28日、在日インド大使館、ジェトロの協力の下、インドのスタートアップによる初めての日本向けオンラインピッチイベントを開催した。当初は2020年3月に訪日ピッチイベントの開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となり、代わりに初の試みとしてオンラインでのピッチが開催された。

NASSCOM外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは2019年、日本のベンチャー・キャピタル(VC)や投資会社で構成される投資プラットフォーム「ジャパニーズ・ベンチャーキャピタル・ネットワーク」を設立し、選抜されたインドのスタートアップを同ネットワークに紹介する事業を実施していた。オンラインピッチイベントは今後毎週開催が予定されており、次回は6月12日に物流やモビリティなどをテーマに開催予定だ。当イベントに係る情報提供等は、ジェトロイノベーション促進課(IID@jetro.go.jp)でも実施する。

写真 ピッチイベントの様子(ジェトロ撮影)

ピッチイベントの様子(ジェトロ撮影)

今回は、ヘルスケア、衛生用品、仮想現実(VR)など6社のスタートアップがピッチを実施。各スタートアップとも、「アフターコロナ」を踏まえた対応についても言及し、自社をアピールした。セッションは英語で実施され、ピッチ後に質疑応答をはさみ、参加者が当該スタートアップと個別面談を希望するかどうかの投票が実施された。セッションには80以上の日本の投資家らが参加、31の個別面談希望があり、同日または翌日に面談が実施された。このスピード感をもった出会いの創出により、今後、日本からのインド・スタートアップへの投資加速化が期待される。

経済産業省が発表したレポートPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、2012~2018年のインドのスタートアップにおける調達総額は年平均成長率60%となっており、世界でも有数のエコシステムが形成されている。また、一部のユニコーンに投資が集中するのではなく、各ステージで成長がみられ、スタートアップの層が厚いとされる。一方、有力スタートアップへの大型投資をみると、米国系ファンドを中心に最近は中国系企業による投資もみられるが、日系の参画は限定的との見方もあり、さらなる参入が期待されている。

当イベントを主催したNASSCOMのガガン・サバルワル国際取引開発シニアディレクターは「日本企業は投資側面において規律が守られており、日本ブランドはインドでも高く評価されている。一方、スタートアップへの投資状況をみると、米国、中国などに比べて後れを取っている。途上国でのスタートアップ投資は、先進国のM&A投資とは状況が全く異なり、より迅速な意思決定が求められる」と語った。

(古屋礼子)

(インド、日本)

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