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サンパウロ州、現行の感染拡大防止措置を5月末まで延長

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年05月11日

ブラジルのジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は5月8日、同州全体に適用している感染拡大防止措置を、5月31日まで延長することを発表した。3月24日から始まった同措置(2020年3月24日記事参照)は、これまで期限延長を繰り返し、5月10日が直近の期限だった。

措置の延長により、生活に必要不可欠な商業・サービス以外の全ての施設は引き続き閉鎖され、外出自粛も続くことになる。なお、同州内には654の市自治体があるが、市独自の規制を設けることができ、例えば、サンパウロ市は外出自粛効果を高めるために車両運行規制を5月11日から導入する(2020年5月8日記事参照)。

サンパウロ州政府は措置の延長理由について、(1)サンパウロ都市圏で過去1カ月間に感染確認者数がその前の1カ月と比較して760%増加した、(2)州内陸および沿岸各都市で感染者数がサンパウロ都市圏の4倍強に当たる3,300%増加した、(3)サンパウロ都市圏内における病院の集中治療室(ICU)ベッド占有率が89.6%に達している、(4)外出自粛を順守しない市民が多く、州民の自宅待機率が最低目標の55%を達成できていない、ことを明らかにした。

一方、措置を緩和するためには、欧米各国が採用する基準に倣って、州内における病院のICUベッド占有率が60%未満になることに加えて、感染者数が14日間減少し続けることが条件だ、とサンパウロ州政府は説明している。

ブラジル保健省によれば、5月9日現在、サンパウロ州の感染者数は4万5,444人(全国の28%)、死亡者数は3,709人(33%)で、同州は感染者数、死亡者数とも国内トップだ。

ブラジル国内では、感染者数と死亡者数が減少し、措置が緩和された州も多い。一方で、サンパウロ州よりも医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な都市では、外出を規制し違反者には罰金を科すといったロックダウン(都市封鎖)も始まっている。ロックダウンを行っているのは、ブラジル北部および北東部のベレン市、フォルタレーザ市、サンルイス市、サルバドール市など。リオデジャネイロ州も、感染拡大防止措置を5月31日までに延長しており、ロックダウンの実施も検討している。

(大久保敦)

(ブラジル)

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