縫製品製造業・輸出業協会が工場再開のガイドラインを発表

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年05月12日

バングラデシュ縫製品製造業・輸出業協会(BGMEA)は4月22日、工場操業再開のためのガイドライン(添付資料参照:ジェトロ英訳)を会員向けに公表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(ベンガル語)した。別途、BGMEAは工場操業再開のためのチェックリストを公表しているが(2020年5月7日記事参照)、チェック項目は本ガイドラインに準拠したものとなる。

バングラデシュでは、5月16日まで政府機関や民間企業の休業措置が実施されているが、既に一部の商業活動は再開され、縫製工場なども部分的に稼働している。多くの日系縫製工場も本ガイドラインに基づき操業を再開しており、また、輸出加工区内企業は、輸出加工区庁(BEPZA)が制定するガイドラインに基づき操業を再開している(2020年5月7日記事参照)。両ガイドラインの内容は、重複しているものが多い。

なお、バングラデシュ商業省は5月10日、国内縫製業が海外バイヤーからのオーダーキャンセル、支払い条件の変更、さらには値引き交渉によって不利益を被っているとし、BGMEAに対し、会員企業が不利益を被らないための対策を実施するよう要請した。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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