長崎県、鮮魚の輸出継続をアピール

(中国、長崎)

上海発

2020年05月01日

上海市では新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きはじめ、経済活動の早期正常化に向けた動きが活発化し(2020年3月23日記事参照)、飲食店なども通常通り営業を再開しつつある。このような状況もあり、長崎県上海事務所は4月27日、長崎県が中国向けに鮮魚輸出を継続的に実施していることをPRすべくイベントを実施した。同イベントは、中国向けに長崎県産鮮魚を輸出する上海大菱食品の協力の下、農林水産省から「日本食普及の親善大使」に任命された本多淳一総料理長が務める上海市内の日本食レストラン「SUN with AQUA 東京和食」で開催された。

同イベントは2部構成となっており、第1部ではマグロの解体ショー、第2部では、長崎県の郷土料理などの紹介が行われた。第1部では本多総料理長による長崎県産マグロの解体ショーが行われ、その後、解体したマグロを使った握りを現地のメディアや富裕層などの参加者に提供した。

第2部では、上海市内の高級日本食レストランで勤務する中国人の若手料理人に、アジ、サバ、タイ、ハマチなど長崎県の定番魚種の魅力を知ってもらうべく、それらの食材を使った長崎県の郷土料理がふるまわれた。

参加したレストランの関係者からは、「新鮮な長崎県産鮮魚を試食することで鮮度が重要であることを改めて認識した」「しめ鯖の押し寿司、シマアジのお茶漬けなどのメニューは自社で採用してみたい」などの声が寄せられた。

写真 長崎県産マグロの解体ショー(長崎県上海事務所提供)

長崎県産マグロの解体ショー(長崎県上海事務所提供)

写真 長崎県産鮮魚を使った郷土料理(ジェトロ撮影)

長崎県産鮮魚を使った郷土料理(ジェトロ撮影)

写真 長崎県産鮮魚を試食する参加者(長崎県上海事務所提供)

長崎県産鮮魚を試食する参加者(長崎県上海事務所提供)

(内田剛)

(中国、長崎)

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