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プエブラ州が自動車産業と建設業の6月1日再開を延期

(メキシコ)

メキシコ発

2020年05月27日

プエブラ州政府は5月22日、自動車産業と建設業の再開は認めないとする州令を公示PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

メキシコ全国レベルでは、5月18日から一定の条件の下で両産業の操業再開が認められているが(2020年5月18日記事参照)、プエブラ州は独自の判断でこれに待ったをかけた格好だ。

州令にはその理由として、「両産業の州内労働者は約16万人おり、操業を再開することで人の移動の管理や濃厚接触の制御が難しくなる」ことや、「さらなる感染拡大と医療体制崩壊が予想される」ことが挙げられている。また、新型コロナによる致死率が同州では高いことについても州令で言及されている。5月20日時点のメキシコ全土の致死率が10.8%(感染者数5万6,594人、死者6,090人)であるのに対し、プエブラ州では19.0%(同1,764人、335人)となっている。

プエブラ州政府は、独自に州内の感染状況などを確認しつつ、衛生面および安全面での条件が整ったと判断した時点で、あらためて州令を公示して、自動車産業と建設業の操業再開を認めるとしている。なお、鉱業は同州令の対象とされておらず、6月1日に操業再開が可能となる。

業界団体は操業再開を要望

プエブラ州政府の方針を受け、メキシコ自動車工業会(AMIA)およびメキシコ自動車ディーラー協会(AMDA)、メキシコ中央部自動車クラスター(CLAUZ)、全国工業会議所連合会(CONCAMIN)は、ルイス・ミゲル・バルボサ州知事に対し、連邦政府の方針に従い自動車産業の活動を再開させるよう共同で声明を出した。声明では、生産活動は段階的に再開するとともに、衛生状態を厳格に管理することで感染予防に最大限努めることを約束している。

プエブラ州にはフォルクスワーゲン(VW)の完成車工場がある。同工場の2019年の生産台数は前年比1.8%増の44万3,414台だった。同工場ではティグアンやジェッタ、ゴルフといったモデルが生産されている。また、系列高級車ブランドであるアウディーのSUV(Q5)生産工場もプエブラ州にある。日系企業は主に自動車部品を生産するVWのサプライヤーとして、複数社進出している。

(志賀大祐)

(メキシコ)

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