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衛生緊急事態を延長、一方で経済活動再開を目指す動きも

(モロッコ)

ラバト発

2020年04月21日

モロッコ政府は4月18日の臨時閣議で、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて3月20日~4月20日までとしていた「衛生緊急事態」(2020年3月25日記事参照)を5月20日まで延長することを決定した。今年のラマダンは4月23日頃から開始予定であり、ラマダン期間のほとんどが衛生緊急事態と重なる見込みだ。今後の状況次第では、さらに延長される可能性もある。

モロッコでは感染拡大が続いており、現地時間4月20日10時時点の感染者数は2,990人、死者143人、回復が340人。累計検査人数は1万5,736人となった。増え続ける感染者に対応するため、モロッコ社会保険庁(CNSS)は18日、国内3つの総合病院で新たに合計198床をコロナ対策に確保することを発表した。また、現地報道では、衛生緊急事態の発令以降、国内全土で3万6,000人以上が同対策に従わなかったとして逮捕されたと報じている。

モロッコを離発着する国際線は現在運航停止しているが(2020年3月18日記事参照)、モロッコに取り残されている自国民向けにチャーター便を飛ばす動きが見られる。米国は4月10日に10便目となる特別便を運航した。韓国は4月3日にモロッコ政府の特別便でモロッコから韓国人を帰国させ、その復路を利用し韓国からモロッコに医療物資を輸送した。海外に取り残されているモロッコ人は1万8,000人に上る。

感染拡大が収束しない一方で、経済活動は徐々に再開を目指す動きもある。モロッコに工場を持つルノーは3月19日から一時停止していた生産を段階的、部分的に再開すると4月17日に発表した。現地報道によれば、同社は4月末までの完全生産再開を目指しており、一時停止中も1万2,000人の従業員に賃金を支払った。

4月17日の農業・海洋漁業・地方開発・水資源・森林省の発表によれば、モロッコの農業、漁業は通常どおり生産を行っており、感染予防として包装や加工工程で講じられている安全衛生対策に従いながら、国内市場へ安定供給を続けている。

(大野晃三)

(モロッコ)

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