米ヒューストン市含むハリス郡、マスクなどフェイスカバーの着用命令を発表

(米国)

ヒューストン発

2020年04月24日

米国テキサス州ハリス郡(郡庁所在地:ヒューストン市)のリーナ・ヒダルゴ判事は4月22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、10歳以上の全ての住民に対し、外出時にマスクなどのフェイスカバーの着用を命じた。27日午前0時1分から5月26日午後11時59分までの措置だが、適用期間は変更の可能性がある。違反者には1,000ドル以下の罰金が科されることもある。

飲食時や屋外で1人で運動する場合と、1人または家族だけでいる場合、フェイスカバー着用により健康面で大きなリスクが生じる場合などは除く。N-95などの医療用マスクは医療従事者にとって必要不可欠なため、一般の利用は推奨していない。

そのほか、トラビス郡(郡庁所在地:オースティン市)のフェイスカバー着用に関する命令期間は4月13日~5月8日、ダラス郡(同ダラス市)は4月17日~4月30日、ベア郡(同サンアントニオ市)は4月19日~4月30日となっている。

なお、テキサス州のグレッグ・アボット州知事は、4月30日まで必要不可欠なサービス(Essential Services)を提供あるいは受ける場合以外の外出を控えるよう知事令を発出した(2020年4月2日記事参照)が、条件付きの小売店の営業再開などの段階的な緩和措置を発表した(2020年4月20日記事参照)。

(小山勲)

(米国)

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