国内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、4月25日の国会総選挙延期

(スリランカ)

アジア大洋州課

2020年03月26日

スリランカ政府は3月21日、国内の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月25日に実施予定の国会総選挙を延期すると発表した。同発表は3月19日の選挙管理委員会の記者会見で発表された後、3月21日付の官報で正式に通知された。官報によると延期した後の実施日程は決まっておらず、後日別の官報にて通知される。

スリランカでは、ゴダバヤ・ラージャパクサ大統領が3月2日、国会の解散を布告。同日の官報により4月25日に総選挙を実施予定と通知していた。ラージャパクサ大統領は、2019年11月の大統領選挙で当選したが、スリランカの国会では現在、前政権の与党で、大統領選挙の対立候補を輩出したスリランカ統一国民党(UNP)が多数派を占めており、ラージャパクサ大統領は早期の国会選挙実施の意向を示していた(2019年12月9日記事参照)。

(三木貴博)

(スリランカ)

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