国内全ての国際空港で商業旅客機の受け入れ停止、期間を3月31日まで延長

(スリランカ)

アジア大洋州課

2020年03月26日

スリランカ航空局は3月23日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施していた、国内全ての国際空港での商業旅客機受け入れ業務停止措置を3月31日午後11時59分(現地時間)まで延長する旨を発表した。これまで同措置は、3月19日午前4時から3月25日午後11時59分(いずれも現地時間)までとられていた。

スリランカ政府は海外からの感染者の流入を防ぐため、3月11日にアライバルビザの発給停止(2020年3月13日記事参照)、16日からは欧州からのフライトを制限(2020年3月17日記事参照)するなどの措置を実施していたが、今回の措置で全ての国からの商業旅客機の受け入れが制限された。

3月25日の在スリランカ日本大使館(以下、大使館)発表によると、同措置の下でコロンボ出発便は許可されるとしているが、19日の停止措置実施以降、コロンボ発の商用機は徐々に減便またはキャンセルされる傾向にあるという。コロンボ発成田行のスリランカ航空直行便は、27日および28日は欠航であるが、3月30日のUL454便(19時50分コロンボ発-翌日7時30分成田着)のフライトは、運行される見込みとのこと(注)。

スリランカでは3月中旬以降国内の新型コロナウイルス感染が拡大しており、スリランカ保健省の発表によると、3月25日午前10時現在、国内の感染者数が100人を超え、102人となった。

なお、スリランカの新型コロナウイルス関連の情報は日本の外務省ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(注)大使館によると、今後の状況次第で変更になる可能性もあるため、詳細はスリランカ航空へ照会するようにとのこと。

(三木貴博)

(スリランカ)

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