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ケイコ・フジモリFP党首が再び拘留される

(ペルー)

リマ発

2020年02月17日

ペルー司法当局は1月28日、フエルサ・ポプラール(FP)党のケイコ・フジモリ党首の再拘留を認める判決を出した。ブラジル大手ゼネコンのオデブレヒトによる贈賄事件(ラバジャット事件)捜査に携わる国家検察局特捜チームのホセ・ドミンゴ・ペレス検察官からの要請を受けたものだ。フジモリ党首は2019年11月25日に人身保護令状により拘留解除が承認され、釈放されていた(2019年11月28日記事参照)。今回の判決に伴い、フジモリ党首は1月29日にチョリージョス女性刑務所に入った。判決を出したビクトル・スニガ判事によると、前回の拘留時とは異なる新たな証拠に基づくもので、捜査中に逃亡の恐れもあるため講じた措置という。拘留期間は2021年4月27日まで。

今回の新たな証拠には、元FP党書記のホルヘ・ヨシヤマ・ササキ氏やロランド・レアテギ元同党議員などによる、企業からの不正献金授与の証言が含まれている。複数の民間企業がFP党に対して、2011年と2016年の大統領選挙キャンペーン名目で行った献金自体には問題ないが、検察は、FP党がフジモリ氏を筆頭に組織的に献金を党の帳簿に計上せず隠蔽(いんぺい)し、資産ロンダリングを行ったとみている。検察のラバジャット事件担当の特捜チームが本件に係わることになったのは、オデブレヒトによるフジモリ氏への献金の増額を指示するメモが見つかったためだ。一方のFP党は、選挙キャンペーン資金は全て過去6回行われた同党の政治献金パーティーで集めたとしているが、検察はこれも資産ロンダリングの隠れみのだとみている。

フジモリ党首の拘留期間中の2021年4月11日には総選挙が実施される予定だ。嫌疑段階でも立候補は可能だが、1月の議会選挙で失速しているFP党にとって、フジモリ党首の再拘留は致命的な措置と言えよう。

(設楽隆裕)

(ペルー)

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