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ロシア政府、さらなる新型ウイルス対策を発表

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2020年02月05日

ロシアのミハイル・ミシュスチン首相は2月3日、新型コロナウイルス対策本部の第3回本会議で、同ウイルスを「周囲に危険をもたらす社会的に重大な疾病」のリストに加えたこと(2020年2月4日記事参照)により、外国人感染者が確認された場合は国外送還や隔離、検疫などの特別措置が導入され得ると述べた。併せて、中国への人道援助の実施も決定し、医薬品や医療品の国内価格が適正であるよう、連邦反独占局と連邦消費者権利保護・福利監督局(ロスポトレブナドゾル)に対し、市場のモニタリングを指示したことを明らかにした。

対策本部を率いるタチヤナ・ゴリコワ副首相は追加措置として、2月1日に中国からの8機のチャーター便によりロシア人694人、2日にも8機のチャーター便と定期4便により、同280人が帰国したと報告。これら全便で急性呼吸器疾患の兆候がある乗客の予防、特定に必要措置が取られた。新型コロナウイルス感染の兆候がある乗客は検査のため医療施設へ搬送し、湖北省に残る約130人のロシア人の本国帰還のためロシア空軍機が同地に向かうと発表した。モスクワ~北京、上海、広州、香港への4定期便以外のチャーター便は2月14日に終了予定で、その後の緊急措置は講じない見込みとしている。

ゴリコワ副首相は、運輸省が連邦保安庁や連邦税関局、ロスポトレブナドゾルの協力の下、2月4日から航空機による中国からロシアへの外国人の国境通過、モスクワのシェレメチェボ空港を除き一時的に制限する連邦政府指示を準備していることを明らかにした。ユーラシア経済連合(EEU)加盟国の国民、航空機の乗務員、公式代表団、ロシアの定住許可保有者は除外するもよう。

2月12~14日にソチで開催予定だったロシアの主要な経済フォーラムの1つ「ロシア投資フォーラム」(RIF)は、参加者4,000人のうち500人が外国人、その半数が新型コロナウイルス感染の症例が確認された国からの参加のため、ほかの参加者の安全を考慮し、延期が決定された。

また、ロシア鉄道は2月2日、ロシア中国間の長距離旅客列車の運行を一時見合わせると発表。3日には、北朝鮮との旅客鉄道運行も当面停止すると発表した(「ロシア新聞」2月4日)。

(秋塲美恵子)

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