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メキシコ市でプラスチック袋の提供禁止始まる

(メキシコ)

メキシコ発

2020年01月09日

メキシコ市の固形廃棄物法(Ley de Residuos Sólidos)の改正第25条が1月1日に施行され、同市内の店舗での使い捨てプラスチック袋の提供が禁止された。この改正は2019年5月9日にメキシコ市議会で可決され(2019年5月21日記事参照)、6月25日付メキシコ市官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に公示された。違反した事業者には、2,245ペソ~16万8,980ペソ(約1万3,000円~98万100円、1ペソ=約5.8円)の罰金が科せられる。ただし、廃棄後に土に返る素材や、リサイクル可能な素材で製造された袋は例外的に提供できる。

大企業は法令改正に好意的

大手スーパーマーケットチェーンやコンビニエンスストアは、自社のコンプライアンス順守と消費者への注意喚起のため、市官報公示後、消費者にエコバッグの持参を呼び掛ける活動や、店舗内のレジ前でエコバッグの販売を始めた。ウォルマート・メキシコのラウル・キンタナ副社長は「メキシコの一般家庭で廃棄されるプラスチック袋は年間平均650袋に上る。企業の責任は大きい」と述べた。また、製パン最大手グルーポ・ビンボのマリア・ディアス・アロンソ環境保全担当部長は「ビンボはグループ全体で2025年までに100%再生利用可能な素材を製品包装に使用する予定だ」とコメントした(「アリステギ」紙12月31日)。

写真 大手スーパーで販売され始めたエコバッグ(ジェトロ撮影)

大手スーパーで販売され始めたエコバッグ(ジェトロ撮影)

インフォーマルセクターは対象外

今回の改正法の効力は商業店舗に限られるため、インフォーマルセクター(主に路上のフードスタンドや行商などの事業者)は対象外で、引き続きプラスチック袋を提供できる。ジェトロが数店舗の路上タコススタンドでヒアリングしたところ、法改正自体を知らない店舗がほとんどで、「プラスチック袋は提供し続ける」と回答した。

(志賀大祐)

(メキシコ)

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