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ドイツ市場用の日本産食品を求め、「日本の食品」輸出EXPOに参加

(ドイツ)

デュッセルドルフ発

2019年12月12日

幕張メッセで11月27~29日、第3回「『日本の食品』輸出EXPO」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが開催された。リード・エグジビション・ジャパンが主催し、ジェトロが共催した。日本各地の食品メーカーや卸が約900社出展し、80カ国から海外バイヤー4,000人が訪れるとされるこの商談展は今回も盛況で、1万7,549人が来場した。

写真 第3回「『日本の食品』輸出EXPO」の様子(ジェトロ撮影)

第3回「『日本の食品』輸出EXPO」の様子(ジェトロ撮影)

ドイツでは日本食の認知度が向上し、日本産食品のニーズはさらに高まりを見せている。ドイツのバイヤー10社の中でも、リラ・ファインコスト-インポーテ(Rila Feinkost-Importe)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますはドイツ国内約7,200のスーパーマーケットに流通網を持つ有望バイヤーだ。同社はアジア食材の加工食品などをプライベートブランドで販売しているが、現在取り扱っている日本の商品のほとんどが中国やタイから輸入したものだ。今後は付加価値の高い日本産食品の取り扱いを充実させるべく、「『日本の食品』輸出EXPO」に参加した。ドイツでは日本食としてすしが広く知られているが、近年はみそ汁やラーメンの認知度も上がっており、同社は特にわさびやみそ、麺類などに大きな市場性を見いだしている。

同社はまたジェトロが輸出EXPOに先駆けて実施した長野県での商談会にも参加し、7社と商談したほか、清澤のワサビ農園を訪問、関心アイテムのワサビ生産工程などを視察した。

写真 ワサビ農園で栽培方法を視察するリラ・ファインコスト-インポーテのディートリヒ・ノルテ購買部長(同氏提供)

ワサビ農園で栽培方法を視察するリラ・ファインコスト-インポーテのディートリヒ・ノルテ購買部長(同氏提供)

ドイツへの輸出に関して、同社では以下の点が重要だとしている。まずは、日本人になじみがある代表的な商品を売っていくこと。ドイツの消費者は日本の最も一般的な食品を求める。こうした商品を販売することで認知度を高め、その後にいわゆる「通」好みの食品や地域の特産品、変わった食品などを展開していくことが重要だという。例えば、みそでは、米みそが一般的なため、最初に取り扱う。その後、麦や豆、合わせみそと展開していく。また、ドイツの消費者は日本料理を頻繁に作るわけではなく、日本で一般的に販売されているパッケージの量は多過ぎる。このため、ドイツで販売するには300グラム程度、あるいは1回の食事分のパッケージ販売がよいとしている。ドイツまでの船による輸送は約3カ月かかるため、少なくとも9カ月間、できれば12カ月以上の賞味期限が必要となる。また、HACCP(注)などEUやドイツが定めている認証に対応できることが必須だという。

(注)食品衛生管理法の1つ。EUに動物性原材料を輸入する場合、HACCP認定を受けた施設で加工されていることが条件とされることが多い。

(ベアナデット・マイヤー、福井崇泰)

(ドイツ)

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