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2,100億円規模のマニラ空港拡張事業が承認、4年以内に旅客処理能力倍増へ

(フィリピン)

マニラ発

2019年12月13日

フィリピンのドゥテルテ大統領が理事長を務める国家経済開発庁(NEDA)の理事会は11月29日、マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の拡張事業を承認したと発表した。11月30日付の地元各紙が報じた。今後、同事業はスイスチャレンジ方式(注)での入札に移る。

ニノイ・アキノ国際空港の拡張工事には、1,020億ペソ(約2,142億円、1ペソ=約2.1円)が投じられ、年間3,100万人という現在の旅客処理能力は2年以内に4,700万人、4年以内に6,500万人に引き上げられる。アボイティス・インフラキャピタル、ACインフラストラクチャー・ホールディングス、アライアンス・グローバル・グループ、アジアズ・イマージング・ドラゴン、フィルインベスト・ディベロップメント、JGサミット・ホールディングス、そしてメトロ・パシフィック・インベストメンツの7つの地場財閥を中心としたコンソーシアムによって実施され、既存のターミナルの改修、拡張、連結に加えて、エアサイド区域のアップグレードや商業施設の開発に事業費が充てられる。

国内最大の国際空港であるニノイ・アキノ国際空港は、2019年1~9月の定時運航率が68%と低く(2019年11月6日記事参照)、同空港への一極集中を避けるために、マニラ市の北方約35キロで首都圏に隣接するブラカン州に、新マニラ国際空港の建設を大手財閥サンミゲル・コーポレーションが進めている(2019年9月27日記事参照)。

そのほか、マニラ首都圏の南西に隣接する、カラバルソン地方カビテ州のサングレーポイント国際空港の拡張プロジェクト、マニラ首都圏の北方約150キロのパンパンガ州にある、既存のクラーク国際空港の拡張プロジェクト、首都圏のマカティ市内からクラーク国際空港までを55分で結ぶ、南北通勤鉄道プロジェクトも進行中だ(2019年9月4日記事参照)。

さらにNEDAの理事会は同日、日本の円借款で建設されたボホール島のボホール・パングラオ国際空港に関して、地場財閥のアボイティス・インフラキャピタルによる運営管理(O&M)事業を承認したと発表した。

(注)当初提案者と当初提案者以外の対抗提案を比較し、より優れた提案者を落札者とする方法。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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