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エスポー市の現地企業、日本企業との協業に意欲

(フィンランド)

イノベーション促進課

2019年11月11日

ジェトロが派遣した北欧3カ国オープン・イノベーション・ミッション(9月30日~10月4日)(2019年10月29日記事参照)における、スウェーデン(2019年11月11日記事参照)に続く2カ国目のフィンランド行程では、エスポー市とヘルシンキ市を10月1、2日に訪問。現地機関と日本企業の交流・商談を行った。

エスポー市では、起業家支援団体であるスタートアップ・サウナ(StartupSauna外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を訪問。エスポー・マーケティング(Espoo Marketing)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますをはじめとする現地機関から、フィンランドのスタートアップを取り巻く概況について説明があった。同社の清水眞弓ビジネス・アドバイザーによれば、ヘルシンキに次ぐ第2の都市・エスポーにはノキアやネステ、ROVIOなど、企業本社が集積しており、ヘルシンキ証券取引所の取引総額の45%がエスポーの企業によって占められている。また、25歳以上の住民の51%が大学を卒業しており、高度人材が多く集積している。なおエスポー・マーケティングは、日本企業とエスポー企業の協業を促進するための事業「Espoo Japan Innovation Hub」を実施しており、これまでにデンソーや良品計画が、この事業を利用してエスポーで投資や実証実験を行っている。エスポー・マーケティングには日本人が在籍するなど、日本企業に対してきめ細かなサービスを提供できる体制が整っていることも特徴。同社、ジェトロと在フィンランド日本大使館主催のネットワーキングイベントには、在エスポー企業や政府系機関から日本人が多く参加するなど、エスポーの親日度の高さが垣間見られた。このほか、ハッカソン(注)の企画団体であるジャンクション(Junction)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますや、欧州最大級のスタートアップ祭典の企画団体であるスラッシュ(SLUSH)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますからも事業説明が行われた。

ヘルシンキでは、北欧最大のインキュベーション施設Maria01外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを訪問。2016年にオープンしたMaria01には、アーリーステージのスタートアップやアクセラレーター、ファンドなどが160社以上入居しており、かつ1,000を超える専門家ネットワークを有することが強みだ。政府系機関であるビジネス・フィンランド(Business Finland外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)からは、フィンランドは高度にデジタル化が進んでおり、IoT(モノのインターネット)やモビリティ分野において日本企業と現地企業の協業機会があることが指摘された。

なおジェトロは、2020年3月上旬に、オープン・イノベーションに関心を持つ日本企業グループを派遣する事業(ミッション)をドイツ・ミュンヘンで実施する予定。

写真 エスポー市内に位置するスタートアップ・サウナ(ジェトロ撮影)

エスポー市内に位置するスタートアップ・サウナ(ジェトロ撮影)

写真 ジャンクションによる講演の様子(ジェトロ撮影)

ジャンクションによる講演の様子(ジェトロ撮影)

写真 スタートアップ・サウナでの意見交換の様子(ジェトロ撮影)

スタートアップ・サウナでの意見交換の様子(ジェトロ撮影)

写真 Maria01によるプレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)

Maria01によるプレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)

(注)ソフトウエアなどのエンジニアリング行為を意味する「ハック(Hack)」とマラソンを組み合わせた造語で、エンジニア、デザイナー、マーケティング担当者らがチームをつくり、短期間でサービスやシステムを開発し、成果を競うこと。

(中山尭彰)

(フィンランド)

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