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サンタルシア国際空港のマスタープランを発表

(メキシコ)

メキシコ発

2019年11月11日

メキシコ通信運輸省の11月8日付プレスリリースによると、通信運輸省と国防省は、アエロメヒコやアメリカン・エアラインなどの航空会社の社長、国際民間航空機関(ICAO)、国際航空運送協会(IATA)の中南米代表、全国航空輸送業会議所、メキシコ航空機パイロット協会、航空エンジニア協会の代表らと会合を持ち、現政権が進める首都圏航空ネットワーク整備計画の進展について報告した。その中で、メキシコ州のトルーカ国際空港の利用拡大や、現メキシコ市国際空港の拡張に加え、サンタルシア国際空港のマスタープランを発表した。サンタルシア国際空港は、2018年10月末に実施した意見公募の結果(2018年11月1日記事参照)を受け、新メキシコ国際空港の建設を中止する代わりに建設されるもので、既存の空軍基地を拡張する。

サンタルシア空軍基地の拡張は、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(AMLO)大統領による2019年4月末の建設開始の発表(2019年5月9日記事参照)の後、周辺市町村の住民などの反対の声を集めた多数の工事差し止め請求が裁判所に提訴され、幾つかの訴訟で原告側が勝訴したため、10月中旬まで工事が差し止められていた。しかし、現政権は空軍基地を拡張する本件が国防上の事案に相当すると主張し、民間からの差し止め請求は認められないと裁判所に訴えたところ、最終的に裁判で政府側の勝訴となり、10月16日から再び工事が開始されていた。

依然として強い反対の声

新空港の建設中止とサンタルシア空軍基地の拡張計画については、利便性と安全性の観点から依然として反対の声が強く、アエロメヒコなど大手航空会社も首都圏は1つのハブ空港で運営することが望ましいと主張しており、IATAも民間航空会社の意見を受けて首都圏航空ネットワーク整備計画に反映させるべきだと唱えていた(「エル・フィナンシエロ」紙10月29日)。今回の会合は、政府が航空業界側にサンタルシア空軍基地に関する最新情報を提供することで、同計画への賛同を得るのが狙いとみられる。

サンタルシア国際空港の建設を担当する国防省のグスタボ・バジェホ将軍によると、空港建設は国内航空関連法規およびICAOが勧める国際規範にのっとったかたちで建設され、2022年3月21日の運用開始を目指して建設される。全てのインフラが規格を順守したかたちで建設されたことを検証し、認定する機関として、連邦民間航空庁(AFAC)が設立される(「エル・エコノミスタ」紙11月9日)。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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