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国内ECトップシェアを争うB2W、越境EC出展企業の開拓強化

(ブラジル)

サンパウロ発

2019年10月24日

ブラジルの電子商取引(EC)業界をリードする地場企業のB2W外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは10月、越境ECに対応したサイトへの日本からの出展企業勧誘強化を打ち出した。低コストでブラジル市場への商品販売とテストマーケティングが可能となり、朗報と言えそうだ。

B2W全体の2018年の流通取引総額(GMV)は前年比26.8%増の150億レアル(約4,050億円、1レアル=約27円)。EC国内シェアは28.2%で、アルゼンチン発のメルカドリブレとほぼ同じシェアでトップを争う。

B2Wのサイトは「AMERICANAS.COM外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」「Submarino外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」などで、同社全体に占めるEC割合は2014年の1%から2018年には51.8%に急増した。同社は2019年3月から「AMERICANAS.COM」で越境ECを開始。現在、海外出展企業70社、450万超の商品を展開し、うち60社が中国企業で日本企業はまだない。

B2Wは電子申請を整備中だが、当面は専用アドレス(contact.crossborder@b2wdigital.com外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に英語で担当者やアドレス、ウェブサイトを連絡。B2Wが送付する事前資格レターに入力の上、(1)会社文書(会社設立証明書、定款、株主名簿、取締役)、(2)最終受益者のパスポート(写真、サイン欄)のコピーを添えて申し込む。

B2Wによると、ブラジルの2018年の人口2億1,000万人のうち、ネットユーザーは1億1,600万人、EC利用者5,500万人、EC取引総収入477億レアル。越境EC利用者は2,240万人に上り、電子機器や玩具、ゲームなどが売れている。

海外企業による出展登録料はなく、海外出展者は商品販売額の最大30%のマージンを支払う。発送できない商品は郵便法などで国際輸送禁制品に加えるが、ブラジルで輸入規制のあるアルコール飲料、食品、携帯電話などがこれに当たる。化粧品など他の商品は原則として送付可能だ。

海外出展企業はブラジル郵便(Correios)を通じた送付が可能な日本郵便や国際宅配業者を利用する。注文に応じて海外出展企業は追跡機能付きで商品を宛先に発送。ブラジル国内への搬入時にいったんブラジル郵便集配センターに留め置かれる。この際、注文者はブラジル郵便局のサイトを通じて手数料15レアル、課税(送料込みの商品価格に対して一律60%)の場合は税金支払いもカードなどで決済する。(2019年10月7日付地域・分析レポート参照)。

非課税となるには、不正がなく課税対象額50ドル未満の場合で、100ドル未満も非課税のケースがほとんどのようだ。50~100ドルの課税判断が曖昧な理由は、1980年9月3日付法律第1,804号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでは100ドル未満が非課税なのに対し、1999年6月24日付財務省規則第156号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでは50ドル未満を非課税としているためだ。

(大久保敦)

(ブラジル)

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