中国南方航空、10月下旬から武漢~名古屋の直行便就航

(中国)

武漢発

2019年10月16日

中国南方航空(以下、南方航空)は10月下旬から、湖北省武漢市と名古屋市を結ぶ新たな直航便を就航する(「長江網」9月29日付)。運航の詳細は表のとおり。

表 武漢~名古屋便の時刻表

なお、南方航空では武漢と日本を結ぶ直行便としては、成田空港と関西空港を結ぶ航路を既に運航している。

武漢~名古屋間の直航便の就航について、日系物流会社の担当者からは、「武漢は中国有数の自動車産業の集積地で、多くの完成車メーカーや部品メーカーが進出している。愛知県にも多くの自動車部品メーカーが集積していることから、旅客輸送以外に武漢への部品供給という面でも利用価値が高い」といった期待の声が聞かれた。

武漢天河国際空港の2018年の貨物取扱量は前年比26.8%増の2万3,000トンとなり、そのうち国際貨物は約2倍の7,000トンになるなど、大幅に増加している。また、武漢市からは欧州や中央アジアなどの「一帯一路」沿線国とを結ぶ鉄道貨物便(中欧班列)が運行されており、11月末からは大阪への直行コンテナ船も運行が始まる(2019年8月28日記事参照)。

(片小田廣大)

(中国)

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