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EVベンチャーの上海蔚来汽車(NIO)、4~6月は約500億円の赤字、従業員を2割減へ

(中国)

広州発

2019年10月03日

EVベンチャーの上海蔚来汽車(NIO)は9月24日、2019年第2四半期(4~6月)の業績報告書を発表した。純損益は、32億8,577万元(約492億8,655万円、1元=約15円)の赤字だった。赤字額は、前年同期比で83.1%増となった。売上高は、14億1,453万元と30倍以上に増加した。

販売台数は、1~8月累計で1万322台となった。7月は発火事故によるリコール(2019年7月10日記事参照)などが影響し、大きく販売台数を落としたものの、8月は伸びが回復した。

図 上海蔚来汽車(NIO)の販売台数の推移

コスト削減に向け大規模な人員削減を実施

NIOの創業者である李斌CEO(最高経営責任者)は、コスト削減策として、第3四半期末までに従業員を年初の9,900人から7,800人へ約2割削減することや、年末までに非コアビジネスを独立させることを挙げた。また、販売・サービスネットワークや研究開発の改善も目指すとした。

一部メディアでは、NIOの赤字額は累計で400億元を超え、「テスラの15年分の赤字に相当する」とも報じられている。これに対し、李CEOは投資者向けテレビ会議で、「非米国会計基準では赤字額は220億元にとどまり、そのうち100億元は研究開発費だ」と反論した。また、同社の謝東蛍CFO(最高財務責任者)は、赤字の主因として7月の発火事故によるリコール費用を挙げた。

3月末から6月末の3カ月で現金が半減

第2四半期の貸借対照表では、6月末時点の現金および現金同等物は23億5,228万元と、3月末時点の49億5,611万元の半分以下となっている。5月には北京亦庄国国際投資発展から100億元の投資を獲得したと発表しているが、第2四半期報告書には反映されていない。また、9月には騰訊(Tencent)に対し、2億ドルの転換社債(CB)を発行すると発表している。赤字が続く中で、資金確保が大きな課題となっている。

(河野円洋)

(中国)

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