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日本の「焼酎」を世界の「Shochu」へ、米国ロサンゼルスから9つの提言

(米国)

ロサンゼルス発

2019年09月03日

焼酎の輸出拡大支援を目的として米国ロサンゼルスに設立された「焼酎輸出促進協議会in LA」が8月28日、「日本の『焼酎』を世界の『Shochu』へ~米国ロサンゼルスからの9つの提言~」と題する輸出拡大に向けた提言書を発表した。

2018年の日本産酒類の輸出額が過去最高を記録する中、米国向け酒類輸出額も前年比9.1%増の約131億円と過去最高を記録した。米国向け輸出が好調な背景には、米国アルコール飲料市場の活況があり、2018年の売上額は過去最高だった前年をさらに3.1%上回る約739億ドルを記録した。また、同年の米国のアルコール飲料の輸入額も前年比7%増の約196億ドルと好調に推移している。

日本からの米国向け酒類輸出は順調ではあるものの、その内訳を見ると、清酒や日本産ウイスキーがこの2年間でそれぞれ10億円以上も輸出額を増やしたのに対し、焼酎はわずか4,000万円の増加にとどまり、清酒、ウイスキーの輸出額との比較でそれぞれ6%、9%と伸び悩んでいる。

このような状況を打開するため、2017年8月にジェトロが中心となってロサンゼルスに「焼酎輸出促進協議会in LA」を設立した。約2年間にわたって焼酎輸出に向けたさまざまな意見交換をするとともに、国内外で焼酎輸出拡大に向けたセミナーや商談会、レセプション、バイヤー招聘(しょうへい)事業などを行ってきた。こうした活動で蓄積された知見情報を集約し、日本国内の焼酎関係者に生かしてもらうことを目的として、焼酎輸出拡大に向けた提言を取りまとめた。

焼酎輸出を取り巻く現状を踏まえ、課題を3つ(知名度の低さ、米国流マーケティングの認識不足、日米プレーヤーの少なさ)に整理し、その解決策として次の9つの事項が挙げられる。

  1. クラフトスピリッツとして売る
  2. 食中酒文化から食前・食中・食後酒文化へ
  3. 焼酎カクテルによる乾杯セレモニー
  4. バーを攻める
  5. カクテルを入り口に
  6. パッケージデザインを変える
  7. 日米合作によるモノ&コトづくり
  8. 焼酎ミクソロジストを育てる
  9. 若手蔵元には旅をさせよ

提言書によると、焼酎は米国市場で日本酒に勝るとも劣らないポテンシャルを有しており、提言内容を着実に実行していくことが世界の「Shochu」になる道を開いていくとしている。具体的内容は『日本の「焼酎」を世界の「Shochu」へ -米国ロサンゼルスから9つの提言-』を参照。

(注)上記のミクソロジストとは、果物、野菜、ハーブなどを組み合わせてオリジナルカクテルを作る人。

(西本敬一)

(米国)

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