インドネシア初のEV展示会が開催

(インドネシア)

ジャカルタ発

2019年09月12日

インドネシアで初となる電気自動車(EV)の展示会「インドネシア・エレクトリック・モーター・ショー2019(Indonesia Electric Motor Show 2019)」が9月4~5日、ジャカルタで開催された。インドネシアでは、8月8日にEVの促進に関する政令が発表されており、EV市場に注目が集まっている(2019年8月23日記事参照)。本イベントは、インドネシア技術評価応用庁(BPPT)をはじめ、研究技術・高等教育省、工業省、インドネシア国営電力会社(PLN)、インドネシア国営石油会社プルタミナなどが開催した。

日系自動車メーカーでは、トヨタが小型のモビリティ車「i-ROAD(アイ・ロード)」を、日産が「LEAF(リーフ)」を展示した。三菱自動車、日野自動車を加えた計4社が展示ブースに参加した。インドネシア企業では、バッテリーの輸入販売会社セントラミトラ・ダヤウタマ(Sentramitra Dayautama)がリチウムバッテリーの製品を、計測機器を取り扱う地場ディストリビューターのイー・エム・エス・テクノロジー(EMS Technology)が、横河電機や日置電機など日本メーカーのEV関連製品を展示した。

セミナーでは、インドネシアの大学や企業などが、それぞれのEV関連の取り組みを発表した。ジョグジャカルタにあるガジャマダ大学は、8月に日本で開催された学生フォーミュラ日本大会2019外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますという学生ものづくりコンテストに出場し、学生チームが企画・設計・製作したEVで挑んだことを発表した。そのほか、インドネシアの産学官界から、EVの市場の市場動向について報告があった。

(北條恵理)

(インドネシア)

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