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「モンゴル・ロシア・中国経済回廊」をテーマに、モンゴル・中国エキスポ開催

(モンゴル、中国)

北京発

2019年09月30日

中国・内モンゴル自治区のウランチャブ市(注)とフフホト市で9月6日から10日にかけ、第3回モンゴル・中国エキスポが開催された。2015年から2年に1回開かれており、両国の国交樹立70周年となる今回のエキスポでは、「モンゴル・ロシア・中国経済回廊の建設と北東アジア地域の協力促進」がテーマとなった。科学技術や経済・貿易、農業、医薬、文化などの分野に焦点が当てられ、エキスポに併せて開催された「地域協力・経済・貿易・投資フォーラム」への参加者を含め、国内外から約6,000人が参加した。

開幕前に行われた記者会見で、モンゴル国家開発庁のバヤルサイハン長官は、2019年上半期のモンゴルの対中貿易額が約45億ドル(輸出約36億ドル、輸入約9億ドル)で貿易総額の6割程度を占めること、1990年から2019年上半期までにモンゴルで登記された外国投資企業約1万4,000社のうち約半数が中国であること、中国企業の対モンゴル投資累計額が約50億ドルでモンゴルの対内投資残高の2割程度を占めることなど、モンゴルと中国の貿易・投資の状況を紹介した。

また、バヤルサイハン長官は、両国の交流・協力をさらに深化させるとした上で、貿易品目の拡大、高付加価値製品の生産拡大、通関能力の改善、鉱業製品や農産品の輸出拡大の必要性に触れた。これらについての両国の協力枠組みとして、中国の「一帯一路」構想とモンゴルの「発展の道」構想の連携が重要な役割を果たすだろうと述べた。

「地域協力・経済・貿易・投資フォーラム」では、モンゴル政府が15の大型プロジェクトを投資家に紹介したほか、モンゴルの民間企業43社が農牧業、食品加工、軽工業など計56件のプロジェクトに対する投資や協力を呼び掛け、総額410億元(約6,150億円、1元=約15円)分の投資契約・協力覚書が締結された。

なお、モンゴル大蔵省の発表によると、2018年4月のフレルスフ首相訪中時に中国政府の対モンゴル無償資金協力の対象として発表していた国境のザミンウード税関施設の改修工事が9月12日に開始された(2018年5月17日記事参照)。工事費は750億トゥグルク(約30億円、1トゥグルク=約0.04円)とされており、改修により総敷地面積は8倍、1日当たりの旅客の通関処理能力は4倍になる見通しだ。

(注)ウランチャブは北京まで300キロ、中国・モンゴル国境のエレンホトまで350キロの距離にあり、中国からモンゴル経由でロシア・欧州に至る経済回廊の重要な中継地に当たる。

(藤井一範)

(モンゴル、中国)

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