2020年米大統領選挙の世論調査、民主党はバイデン氏に続きウォレン氏が2位守る

(米国)

米州課

2019年09月20日

2020年米国大統領選挙に向けた、第3回民主党討論会(9月12日)の直後に各種メディアが実施し、9月17~18日に発表した世論調査(注)結果によれば、「民主党の予備選挙で誰に投票するか」という問いに対して、ジョー・バイデン氏の支持率が高く、引き続き1位だった(表参照)。同氏に続き、エリザベス・ウォレン氏が2位を守った。3位はバーニー・サンダース氏、4位、5位はピート・ブッティジェッジ氏、カマラ・ハリス氏が占め、上位5人の顔ぶれに変化はない。

各候補者の詳細は、2019年9月3日記事参照

表 民主党の予備選挙で誰に投票するか

英国経済紙「エコノミスト」と調査会社ユーガブが共同で実施した世論調査によれば、第3回民主党討論会での発言に対しては、バイデン氏およびウォレン氏への評価が高く、それぞれ13%、12%だった。3位以下はサンダース氏(5%)、ベト・オルーク氏(4%)の順で、その他の参加者は2~3%だった。

同調査では、民主党候補者の選択に当たって、7割の人が討論会での発言を重視すると答えた。

支持層の内訳では、バイデン氏は黒人(47%)、ヒスパニック系(25%)から支持を集めるが、ウォレン氏は白人(24%)の支持が多い。

サーベイUSAの世論調査によれば、大統領選挙で各民主党候補者がドナルド・トランプ氏に勝てるかという問いでは、バイデン氏が61%と過半数を占めた。ウォレン氏は45%、サンダース氏は43%となった。逆方向の質問で、トランプ氏が各民主党候補者に勝てるかという問いでは、ウォレン氏が8%となり、トランプ氏の勝機が低いとの結果だった。バイデン氏は10%、ハリス氏、サンダース氏は12%という結果だった。

第3回民主党候補者討論会については、2019年9月17日記事参照

(注)各調査の実施時期、対象者は次のとおり。

  • エコノミスト、ユーガブ:2019年9月14~17日、成人1,500人。
  • サーベイUSA:2019年9月13~16日、成人5,700人。
  • NBCニュース、ウォールストリート・ジャーナル:2019年9月13~16日、民主党予備選投票予定者506人。

(松岡智恵子)

(米国)

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