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UAE空軍向け航空機取引、イスラエル人が仲介に関与

(イスラエル、アラブ首長国連邦、イラン)

テルアビブ発

2019年08月27日

イスラエル人ビジネスパーソンが経営するスイス企業が取引を仲介した航空機(米国ガルフストリーム製)が、アラブ首長国連邦(UAE)のアルダフラ空軍基地を離陸し、ペルシャ湾上空をテスト飛行していると、イスラエルのメディアが報じた。胴体の外見から、情報収集能力を備えた偵察機の可能性がある。

イスラエル人ビジネスパーソンが仲介した湾岸諸国向けビジネスについて、当地の日刊紙「ハアレツ」(8月20日)が報じた。6月にオマーン湾でタンカー2隻が攻撃を受けた事件が発生(2019年6月14日記事参照)して以降、ホルムズ海峡やオマーン湾を航行する船舶の安全について、特に緊張が高まっている。UAEを含むアラブ諸国では、タンカー攻撃事件について、イランの関与を前提とした論調が多くみられる(2019年6月18日記事参照)。

電子機器を搭載した航空機の運用は、対イランを主眼にペルシャ湾地域でのUAEの情報収集能力を向上させるとみられる。ただし、レーダーやカメラなどの装備品の種類やレベルが明らかではないことから、具体的な運用目的を特定することは困難だ。

UAE、サウジアラビアをはじめ湾岸諸国とイスラエルには外交関係はないが、イランを敵視するという共通の利害があり、非公式に関係を緊密化させているといわれている。中東地域でのイランの影響力が増す状況において、シリア、レバノン、パレスチナ自治区ガザ地区などにおけるイランの関与は、イスラエルにとって安全保障上の脅威となっている。

イスラエルと湾岸諸国との関係については、第三国を経由して、ベングリオン空港との間を往来するビジネスジェットの運航を2014年に「ハアレツ」紙が取り上げたことがある。

(余田知弘)

(イスラエル、アラブ首長国連邦、イラン)

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