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新興コーヒーチェーンの瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)、第2四半期は100億円超の赤字

(中国)

広州発

2019年08月22日

コーヒーチェーン店の瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)(本社:福建省アモイ市)は8月14日、2019年第2四半期(4~6月)の四半期報告書を発表した。営業損益は6億8,970万8,000元(約103億4,562万円、1元=約15円)の赤字となった。赤字額は前年同期の約2倍に拡大した。同社のビジネスの規模は急激に拡大しているが、2017年の創業以来、赤字が続いている。

売上高は前年同期比で約7.5倍の9億910万元、店舗数は約4.8倍の2,963店となり、累計ユーザー数は約7.9倍の2,280万人、月間平均購入客数は約5.2倍の620万人と大幅に増加した。

2019年末に中国最大のコーヒーチェーン目指す

ラッキンコーヒーは、大手レンタカーサービス神州祖車の創設グループの1人である銭治亜CEO(最高経営責任者)が2017年に設立。アプリを通じた注文受付など店舗運営、顧客情報のIT化の徹底によるコスト削減とマーケティング展開、クーポン配布による常態的な無料化・割引、急速な店舗拡大による市場獲得を通じて売り上げを拡大し、2019年5月17日には米ナスダックに上場した。同社は、2019年末までに4,500店舗を展開し、中国最大のコーヒーチェーンとなる計画を打ち出している。

赤字の大きな要因であるクーポンによる無料化・割引について、同社は「今後3~5年は続ける」(「中国新聞網」2019年1月4日)とする。銭CEOは2019年第2四半期の報告において、「規模拡大による購買力向上、テクノロジー活用による運営効率向上、店舗の処理能力向上により、店舗レベルの収支は第3四半期に損益分岐点に達する」と強気の姿勢を示している。

業務多角化の兆候も

最近では、コーヒーのみならず軽食や、中国でブームとなっている茶飲料の取り扱いも始めた(2019年8月1日記事参照)。また、企業登記上の業務範囲にテキスタイルやアパレル、時計の販売などを追加するなど、今後さらに多角化を図る兆候もみられる。

なお、同社の決算資料によれば、グローバルパートナーとして、三井物産、伊藤忠商事、UCC上島珈琲、パナソニック、東芝などが挙げられている。

(河野円洋)

(中国)

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