2020年米大統領選の世論調査、カリフォルニア州でハリス氏リード

(米国)

米州課

2019年07月18日

2020年の米国大統領選挙に向け、6月末に実施された民主党候補者の討論会を受けて、キニピアク大学は7月17日、カリフォルニア州での世論調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注1)結果を発表した。

「今日選挙が行われれば、民主党の予備選で誰に投票するか」という問いに対して、カリフォルニア州の連邦上院議員のカマラ・ハリス氏が23%と、ジョー・バイデン氏(21%)を抑えて1位となった。バーニー・サンダース氏(18%)、エリザベス・ウォレン氏(16%)が続いた。ただ、各種報道機関や調査会社が7月に実施した全国調査(注2)では、バイデン氏がリードを保っている(表1参照)。

各候補者の詳細は、2019年4月10日記事参照

表1 民主党の予備選で誰に投票するか

キニピアク大学の調査では、ベストリーダーとしてバイデン氏の評価が26%と高く、ハリス氏(18%)、サンダース氏(17%)、ウォレン氏(14%)が続いた。政策ではウォレン氏の評価が高く28%。2位以下はサンダース氏(20%)、バイデン氏(11%)、ハリス氏(9%)。大統領選でドナルド・トランプ大統領に勝てる人としては、バイデン氏の評価が45%と圧倒的に高く、サンダース氏(12%)、ハリス氏(11%)、ウォレン氏(8%)の順だった。

ABCニュースと「ワシントン・ポスト」紙が共同で実施した世論調査(注3)結果では、トランプ大統領の仕事ぶりに対する評価について、「認める」が過半数に達したのは経済分野だけだった。大統領として、税制、移民問題、外交政策の各項目では、「認める」が4割だった(表2参照)。

表2 各項目でのドナルド・トランプ氏の仕事ぶりについて

民主党候補者討論会については、2019年7月1日記事参照

(注1)調査の実施時期は7月10~15日、対象者はカリフォルニア州の有権者519人。

(注2)調査会社モーニングコンサルトの調査実施時期は7月8~14日、対象者は全米の有権者1万6,504人。政治専門誌「ザ・ヒル」と調査会社ハリスXが共同で実施した調査時期は7月12~13日、対象者は全米の有権者1,003人。

(注3)調査の実施時期は6月28日~7月1日、対象者は全米の有権者1,008人。

(松岡智恵子)

(米国)

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