カリフォルニア州法プロポジション65リストに新たな化学物質の追加案
(米国)
ロサンゼルス発
2019年07月16日
カリフォルニア州環境保護庁有害物質管理局(OEHHA)は7月12日、「カリフォルニア州法プロポジション65」(安全飲料水および有害物質施行法)のリストに、新たに6つの化学物質を追加する案を発表した。パブリックコメントを8月12日まで受け付けている。
新たに追加が検討されている化学物質は、「2-アミノ-4-クロロフェノール」「2-クロロニトロベンゼン」「1,4-ジクロロ-2-ニトロベンゼン」「2,4-ジクロロ-1-ニトロベンゼン」「N,N-ジメチルアセトアミド」「パラニトロアニソール」の6つ。これらは染料、殺虫剤、試薬などの用途がある。
カリフォルニア州法プロポジション65(2018年7月10日記事参照)では、がんや生殖障害などを引き起こす化学物質をリスト化しており、当該リストに掲載されている化学物質を含有する製品を販売・流通させる場合には、警告文の表示義務が課せられている。ただし、化学物質ごとに一定の基準値(セーフハーバーレベル)以下の暴露量である場合には、警告表示は義務付けられない。
今回のパブコメに対するコメントは、OEHHAの専用サイトからの送信や郵送、FAXなどで提出が可能だ。
(北條隆)
(米国)
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