G20閣僚会合に合わせ、廃プラ対策の展示会も開催
(長野)
海外調査部
2019年06月19日
長野県軽井沢町で開かれたG20エネルギー・環境相会合(2019年6月18日記事参照)に合わせて6月14~16日、経済産業省、環境省主催の「G20イノベーション展」が、軽井沢ショッピングプラザ駐車場内に大型テントなどを設け開催された。
展示ブースでは、「イノベーション」「水素エネルギー」に加え、「海洋プラスチックごみ対策」の展示エリアが設置され、海洋プラスチックごみ(廃プラ)対策として、約30の日本企業や関連団体らが出展した。
展示会の開催目的について、経済産業省は、(1)G20各国への日本の先端技術・イノベーションの効果的発信、(2)来場者の行動変容の喚起、としている。実際、展示エリア内では、プラスチック代替商品の展示・PRといった展示物の視覚のみならず、再生トレーができ上がるまでのリサイクル工場のバーチャル見学(ゴーグル形状の頭部装着機器を利用)、ペットボトル・リサイクル機の使用方法の説明など、体験・参加型の展示物の配置もなされ、アウトレット買い物客を含め数多くの見学者でにぎわっていた。
見学者からは、「海底を漂流するレジ袋など廃プラ汚染の状況について映像も交えて丁寧に説明してもらい、海洋プラスチックごみ問題に対する関心が高まる良いきっかけとなった」(50代女性)といった声も聞かれた。
(川田敦相)
(長野)
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