ワールド・トレード・ウイークで、JFEスチールの合弁会社に外国直接投資賞
(米国)
ロサンゼルス発
2019年05月17日
ロサンゼルス地域商工会議所の主催による、「第93回ワールド・トレード・ウイーク(World Trade Week)」のキックオフイベントが5月2日、ロサンゼルス市内で開催され、日本のJFEスチールとブラジルのヴァーレの合弁会社である「カリフォルニア・スチール・インダストリーズ」(本社:フォンタナ市)が外国直接投資賞を受賞した。
同社は、1984年の創業開始以来、工場の管理、近代化および増築に10億ドル以上の投資をしてきたこと、加えて約1,000人の従業員を雇用し、高品質の鋼板などを生産していることなどが評価された。
日系企業の受賞は、2018年の鴻池パシフィック・カリフォルニアの受賞に続き、2年連続となった(2018年5月9日記事参照)。
World Trade Weekは、地域と国の経済力維持に欠かせない国際貿易を推進する目的で、毎年5月に行われる啓発的なイベント。大学や高校の奨学金プログラム、高校生向けキャリアカウンセラーのワークショップ、貿易に関心のある市民やビジネスリーダーへの説明会、港湾見学など30以上のイベントが実施される。
キックオフイベントには、各国の政治・ビジネス関係者約800人が参加。冒頭、エリック・ガルセッティ市長からビデオを通じて「われわれは世界中のパートナーと協力していくことで地域経済が活性化され、雇用を生み出していることを理解している。ロサンゼルス市のさらなる発展のため、貿易・投資を促進していく」と、力強いメッセージが発せられた。
(浅井康孝)
(米国)
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