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与党が総選挙勝利、現職大統領再任の見込み

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2019年05月14日

南アフリカ共和国で第6回国民議会総選挙が5月8日に実施され、11日に独立選挙委員会が最終集計結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公表した。与党のアフリカ民族会議(ANC)は得票率57.5%で、全400議席中230議席を確保し、シリル・ラマポーザ大統領は党の勝利を宣言した。この結果を受け、大統領は再選される見通しだ。

ANCは汚職撲滅を掲げ、クリーンなイメージを築くラマポーザ大統領に対する支持を武器に選挙戦を繰り広げたが、党内の汚職イメージを払拭(ふっしょく)しきれず、19議席を失った(前回2014年選挙時の得票率は62.2%、2014年5月19日記事参照)。ただ、全人種参加が認められた1994年の国民議会選挙以降、最低の得票率となった2016年の統一地方選の53.9%からは、支持を若干回復させた(2016年8月18日記事参照)。ANCは、引き続き貧困や犯罪、汚職の撲滅を最優先に取り組むとした。

第1野党の民主同盟(DA)の得票率は前回2014年の22.2%から20.8%に低下し、5議席を失った。DAはANCの汚職撲滅を掲げてこれまで支持を伸ばしてきたが、ラマポーザ大統領の就任以降、党のメッセージ性が弱まり、得票は伸びないと選挙前からみられていた(2019年4月25日記事参照)。第2野党の経済的解放の闘士(EFF)は主に国政やANCに不満を持つ黒人若年貧困層の浮動票を吸収し、前回の6.4%から10.8%に拡大し、新たに19議席を獲得した。第4党は前回と同じくインカタ自由党(IFP)で14議席を確保(前回10議席)。前回7位だった自由戦線プラス(VF Plus)は白人層の得票を伸ばして10議席を獲得し、第5党につけた(前回4議席)。

今回、ANCが国民議会の過半数の議席を維持したことにより、党首を務めるラマポーザ大統領が議会の承認をもって再選(2019年から5年間)される見込みで、5月25日に就任式が行われる予定だ。なお、今回の投票率は前回の73.5%から66.0%に低下した。特に若年有権者の投票率の低下が報じられている。

(高橋史)

(南アフリカ共和国)

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