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リオネグロ州知事選挙も地方政党が勝利、初の女性知事誕生へ

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年04月19日

アルゼンチン南部にあるリオネグロ州の知事選挙が4月7日開票され、中道左派の地域政党「JSRN(われらリオネグロと共に)」のアラベラ・カレーラス同州観光・文化・スポーツ相が得票率52.49%(有効得票率96.60%)で当選を果たした。同州にとっては、初の女性知事となる。

アルゼンチン国内では、選挙イヤーの2019年に入ってから2つ目の州知事選挙となったが、候補者の構図は3月10日に投票が行われた南部ネウケン州と同じで、地方政党、クリスティーナ・フェルナンデス前大統領が率いるペロン党急進派、マウリシオ・マクリ大統領率いる与党カンビエモスという三つどもえだった(2019年3月20日記事参照)。また結果も、地方政党が最大得票率(52.49%)となり、次点がペロン党急進派(35.08%)で、与党カンビエモス(5.67%)は大きく突き放された。

今回の州知事選が注目されたのは、政治経験が限られたカレーラス氏が選挙戦直前に立候補することになったためだ。アルベルト・ウェレティルネック現知事の立候補が見込まれていたが、今回の選挙で現知事が勝利を収めた場合に3選目になるとして、最高裁判所が現知事の立候補を認めなかった(注)。そうした中で、カレーラス氏が当選し、当選後も現知事の方針を踏襲するとの発言をしており、今後も同州は政策の継続性が確認される見通しだ。

また、州知事選の皮切りとなったネウケン州と同様、リオネグロ州もアルゼンチン全体の人口の約1.5%(約70万人)しか占めていないにもかかわらず、同州が左派の影響力の強い地域だったことも今回の選挙が注目された理由だ。立候補が不可とされたウェルティルネック現知事も元々はペロン党急進派に所属しながら、その後2015年にJSRNを立ち上げた経緯がある。

各州の知事選挙は、直接的に大統領選挙の行方には影響しないものの、政策の継続性の観点からも各州知事選の行方は重要だ。次は5月12日に、ペロン党穏健派(正義党)に所属するフアン・シアレッティ知事が治める主要州コルドバ州の知事選挙が予定されている。

(注)ウェレティルネック氏は2011年に副知事に就任したが、2012年に当時の知事が暗殺されたために、同氏が知事に昇格した。その後、2015年の知事選挙で勝利した。最高裁判所は2012~2015年について、知事への昇格という事情だったが、第1期と判断した。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン)

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