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選挙年初戦のネウケン州知事選挙、現職が左派候補を破る

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年03月20日

アルゼンチン南部にあるネウケン州の知事選挙が3月10日開票され、地域政党MPN(ネウケン人民行動)のオマール・グティエレス現知事が得票率39.92%で再選を果たした。

同知事選での主要候補は、グティエレス知事のほか、クリスティーナ・フェルナンデス前大統領が率いるペロン党急進派のラモン・リオセッコ候補(得票率26.06%)、マウリシオ・マクリ大統領率いる与党カンビエモスのオラシオ・キロガ候補(15.13%)だった。事前の世論調査では、グティエレス知事と左派のリオセッコ候補の接戦が予想されたが、後者が勝利した場合には、10月の大統領選挙に向けて、マクリ大統領再選を狙うカンビエモスにとって出鼻をくじかれるとの見方もあった。実際にふたを開けてみると、約14ポイントの大差が開いた結果となったMPNは1960年代から続く州知事の座を今回も守った。

アルゼンチン全体の人口の約1.5%(約60万人)しか占めないネウケン州の知事選が注目された要因の1つは、政府がこれから主要産業にしていこうとするシェールガス・オイルの生産地であることだ。国営企業YPFを中心に、国内外のパートナー企業との投資案件が増加する中、2018年7月にはマクリ大統領がチリへの天然ガスの輸出再開を発表している。左派政権になった場合の先行き不透明さが心配されていたものの、今回のグティエレス知事の再選によって、政策の継続性が担保されたことになる。

アルゼンチンでは、2019年10月の大統領選挙や上下院議員選挙をはじめ、各州で州知事選挙が行われる。今回のネウケン州知事選挙はそれらの先駆けとなっており、アルゼンチンはこれから選挙の季節を迎える。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン)

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