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ブレグジットめぐり事態打開に動くEU、アプローチに温度差

(EU、英国)

ブリュッセル発

2019年03月15日

欧州委員会のミシェル・バルニエ首席交渉官は3月14日、EU議長国を務めるルーマニアの首都ブカレストで講演し、英国のEU離脱(ブレグジット)問題をめぐる、英国議会での採決の在り方について、膠着(こうちゃく)した事態を打開するためには(「離脱協定案」受け入れに向けた)建設的で、前向きな採決を行うべきとの認識を明らかにした。

ブレグジットめぐる英国議会の採決の在り方に疑問呈す

欧州委のバルニエ首席交渉官はブカレストでの講演で、「英国が秩序あるEU離脱を望むならば、EUと英国が合意している離脱協定案に(英国議会が)妥結することが唯一あり得る解決策」との認識をあらためて示した。同首席交渉官の発言の背景には「合意なき離脱(ノー・ディール)の是非」や「離脱延期の是非」を英国議会が採決しても、本質的な解決にはならない、との問題意識があるとみられる。

また、欧州議会のブレグジット問題対策グループ座長を務めるギー・フェルホフスタット議員(ベルギー選出)は3月14日、英国議会がブレグジット延期を支持する方針を固めたこと(2019年3月15日記事参照)を踏まえて、「超党派でこの膠着状態を打開する準備ができていないのであれば、なぜEU理事会が延期を認める必要があるのか」とツイート(2019年3月15日記事参照)。EUとしてブレグジット延期を承認することに条件を付けた。

他方、欧州理事会のドナルド・トゥスク常任議長はEU首脳会議に先駆けて、ブレグジットの大幅な延期を念頭に、EU加盟国を説得する考えで、オランダ(3月15日)、ドイツおよびフランス(3月18日)、アイルランド(3月19日)など関係国を精力的に回り、事態打開に向けて働き掛けを続けるとしている。

(前田篤穂)

(EU、英国)

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