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ベトナムと欧州を結ぶ鉄道コンテナ輸送ルートが稼働

(カザフスタン、ベトナム、中国、欧州、ロシア、CIS)

欧州ロシアCIS課

2019年03月08日

在ベトナム・カザフスタン大使館は3月5日、カザフスタン鉄道と共同で実施するベトナムから中国、カザフスタンなどを経由して欧州に至る鉄道コンテナ輸送ルートが稼働したと発表した。

発表によると、ルートはベトナムの首都ハノイ(イェンビエン駅)から中越国境のドンダン駅を経由し、中国国内で他のコンテナ貨物と合わせ、カザフスタン経由で欧州まで輸送される。2018年実績では同鉄道ルートで9,100本〔1,686TEU(20フィートコンテナ換算単位)〕が輸送されたとしている。現在はハノイ近郊のサムスン、LGの工場からドイツ西部・デュイスブルクまで22日かけて輸送されている。内訳はベトナムから中国までが2日間、中国からデュイスブルクまでが20日間としている。2019年には輸送日数を22日から19日に縮小することも想定されており、ベトナム鉄道はこの輸送ルートへの需要が一層増えると予想している。

カザフスタン、ロシア、ベラルーシなど5カ国が加盟するユーラシア経済連合(EEU)とベトナムの間では2016年10月に自由貿易協定(FTA)が発効している(2016年9月7日記事参照)。今回のルートによる輸送実績の積み上げは両国・地域間の貿易増に追い風になるとともに、在ベトナム日系企業などによる利用も開始されれば、中国と欧州を結ぶ鉄道輸送の将来的な輸送量増と機能性の向上につながる可能性がある。

カザフスタン鉄道とベトナム鉄道は2016年から協力を開始。2017年2月にはハノイで協力に関する覚書に署名した。2017年3月からはカザフスタンとベトナム、中国の鉄道当局による3者会合が実施され、現在ではロシア、モンゴルの鉄道当局者も会合に加わっている。2018年4月にはカザフスタンとベトナム鉄道当局者によるワーキンググループも創設された。

同大使館は、今回の運用開始はカザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領による同国の輸送インフラを国際輸送システムに統合する国家戦略の具体的な成果、としている。

(高橋淳)

(カザフスタン、ベトナム、中国、欧州、ロシア、CIS)

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