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2018年通年のGDP成長率3.3%も、製造業は減速

(シンガポール)

シンガポール発

2019年01月10日

貿易産業省(MTI)は1月2日、2018年通年のシンガポールの実質GDP成長率(速報値)は前年比3.3%と発表した(表参照)。前年の3.6%からやや軟化したものの、2018年11月に修正した予測レンジ、実質GDP成長率「前年比3.0~3.5%」の「中央からやや上付近」の数値となった。

表 シンガポールの実質GDP成長率の推移

分野別にみると、製造業は前年比7.5%増と、前年の10.1%増から減速した。とりわけ、2018年第4四半期の前期比年率換算値は、8.7%減と落ち込んだ。製造業の減速について、シンガポールの金融機関のエコノミストは「世界的に需要の鈍化の兆しがみられる」「貿易紛争の影響が出始め、中国製造業の減速がシンガポールの成長にも影響を及ぼした可能性がある」とみる(「ストレーツ・タイムズ」紙2019年1月3日)。なお、サービス業は前年比2.8%増と堅調に推移する一方、建設業は公共部門の建設需要低迷が継続し、3.4%減だった。

リー・シェンロン首相は2018年12月31日、MTIの発表に先立ち、新年に向けた国民へのメッセージで2018年の経済成長について、2017年の3.6%に近い水準で、「私たちの期待を上回った」と強調した。

2019年の見通しは国際経済の不透明さに懸念

2019年のGDP成長率見通しについては、MTIは2018年11月、外需がやや弱含み、前年比1.5~3.5%と予測していた(2018年11月26日記事参照)。リー首相は同メッセージで、2019年は「貿易紛争や(世界的な)金融引き締め、世界経済鈍化の兆しなど、国際経済の不透明さがある」と警鐘を鳴らした。

なおMTIは、2018年第4四半期および2018年の実質GDP成長率の改定値を2月に発表する予定だ。

(源卓也)

(シンガポール)

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