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最大野党の新党首にモマデ氏、和平継続を強調

(モザンビーク)

マプト発

2019年01月24日

モザンビークの最大野党・モザンビーク民主抵抗運動(RENAMO)の第4回党大会が1月15~17日、ソファラ州ゴロンゴザで開催された。17日には党首選挙が行われ、暫定党首だったオスフォ・モマデ氏(2018年5月9日記事参照)が410票を獲得し、故アフォンソ・ドラカマ前党首(2018年5月に死去)の弟であるイリアス・ドラカマ氏に238票の大差をつけて勝利した。党事務局長を務めるマニュエル・ビソポ氏は7票、国会議員のジュリアン・ピカド氏は5票の獲得にとどまった。

政治学修士を取得した高学歴のイリアス・ドラカマ氏が有力とみられていたが、故ドラカマ前党首の腹心で、和平プロセスを促進していたモマデ氏に票が集まった。特に、RENAMO軍出身の党員からの支持が厚いとみられる。1979年に故ドラカマ氏が党首に就任して以来、40年ぶりに新党首が選出された。モマデ新党首は、2019年10月に予定されている大統領選挙の党公認候補としても選出された。事務局長のポストには、ビソポ氏が留任している。

モマデ新党首は就任後の演説で、和平プロセスの継続を強調した上で、「〔与党・モザンビーク解放戦線(FRELIMO)との〕対話を優先し、ドラカマ前党首の言葉と精神にのっとって実行する」と語った。一方で、同党のジョゼフォ・デ・ソーザ党員は、2018年8月にRENAMOとFRELIMOが合意したRENAMO軍の政府軍への再統合(2018年8月17日記事参照)について、合意された事項が全て実行されない限り、再統合には応じないと発言しており、軍の再統合には時間がかかりそうだ。

モマデ新党首は、ナンプラ州イニャカ島の出身で、1978年にRENAMOに入党した元兵士。2005~2013年に党事務局長を務めた後、党防衛安全局長に就任。ドラカマ前党首の死後に、暫定党首として選出されていた。党内には、2018年10月の統一地方選挙での選挙不正に対して、モマデ暫定党首は弱腰だったとの党員からの不満もある。対立候補のイリアス・ドラカマ氏がRENAMO党の要職に就任していないこともあり、党内には分裂の兆しもみえている。

(阿部晶子)

(モザンビーク)

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