2019年従業員給与の年金基金などの負担税率変更額が決定

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2018年12月03日

ロシア政府は11月30日、従業員給与(賞与などを含む)における(雇用者が負担する)2019年の年金基金、社会保険基金(雇用保険)への支払いに関する負担税率変更金額を発表した。

2019年1月1日以降、年金基金への支払いについては(給与積み上げ額で)115万ルーブル(約195万5,000円、1ルーブル=約1.7円)までは22%(注)、同額を超えた部分については負担税率が当該部分の10%に変更される。社会保険基金への支払いは86万5,000ルーブルまでが2.9%、同額を超えた部分の税率はゼロとなり、負担の対象外となる(2018年11月28日付政府決定第1426号)。制度の詳細についてはジェトロのウェブサイト(「社会保険料制度」)を参照。

(注)同額を算出するに当たって使用される係数は国税基本法第421条5項に基づき、2018年の2.0から2.1に引き上げられている。

(高橋淳)

(ロシア)

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