CPTPPが12月30日発効へ、オーストラリアも国内手続き完了

(オーストラリア)

シドニー発

2018年10月31日

オーストラリア政府は10月31日、「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)」の国内手続きが完了した旨を、事務局を務めるニュージーランド政府に通知した。オーストラリアでは、10月17日に国会で関連法案を可決し、その後国内手続きを進めていた(2018年10月19日記事参照)。

CPTPPはメキシコ、日本、シンガポール、ニュージーランド、カナダが国内手続きを完了しており、オーストラリアの国内手続き完了により、6カ国での手続きが完了したことになる。CPTPPは加盟11カ国のうち6カ国が批准後、60日後に発効することから、12月30日に発効する見通しとなった。

産業界からは豪州鉱物評議会が10月31日、「(CPTPPの)批准は、オーストラリアの労働者、輸出事業者にとって大きなニュースで、国際競争力のある鉱物関連企業に加え、製造業、農業およびワイン事業者などの輸出を促進することになるだろう」とのコメントを発表した。

(小柳智美)

(オーストラリア)

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