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広深港高速鉄道、9月23日に全線開通

(香港、中国)

香港発

2018年08月24日

香港と広州を結ぶ初の高速鉄道となる「広州-深セン-香港高速鉄道(広深港高速鉄道)」の香港域内区間が、9月23日に開通する。香港特別行政区政府(香港政府)運輸・住宅局が8月23日に発表した。同区間の運営は10年間の期限で香港鉄路(MTR)が担う(2018年8月23日記事参照)。中国本土区間は既に開通しており、これで全線開通したことになる。

陳帆・運輸・住宅局長は広深港高速鉄道の香港域内区間の開通について、「歴史的な出来事だ。開通により香港市民は、香港と中国本土を結ぶ斬新で快速かつ利便性の高い交通モデルを享受できるほか、中国本土における2万5,000キロの国家高速鉄道ネットワークと接続される。交通面の連携強化のほか、香港と中国本土の各大都市間の貿易・人的交流の強化にも資する」と述べた。

また、「香港域内区間の延長距離は26キロだが、広東・香港・マカオグレートベイエリア(粤港澳大湾区)内の四方八方に通じる交通ネットワークにおける重要な一部分として、香港が擁する陸海空の交通ハブの地位を一層強固なものにできるほか、ベイエリアの発展を通じたシナジー効果やチャンスを享受できる。香港の長期的な発展チャンスとなり、観光・ビジネス・専門サービスなどの産業の持続的な発展の促進も期待できる」と、香港経済へのメリットを強調した。

ピーク時には114往復の列車が運行

広深港高速鉄道には、ターミナルとなる香港側の「西九龍」駅、広州側の「広州南」駅と、「福田」「深セン北」「光明城」「虎門」「慶盛」の計7駅が設置される。列車の運行本数は、通常期の平日(月~木)が1日70往復、週末(金~日)は82往復、ピーク時(香港および中国本土の祝日およびその前後の週末、7月や8月および中国本土の旧正月時期)には114往復となる。

さらに「西九龍」駅からは、広深港高速鉄道を経由し中国の都市に直行する長距離列車も1日13往復運行される。北京、上海、昆明(雲南省)、桂林(広西チワン族自治区)、貴陽(貴州省)、石家庄(河北省)、鄭州(河南省)、武漢(湖北省)、長沙(湖南省)、杭州(浙江省)、南昌(江西省)、福州(福建省)、アモイ(福建省)、汕頭(広東省)など38駅とつながることとなる。

「西九龍」駅からの運賃は人民元建てで設定され、香港ドル建ての価格は元と香港ドルの為替レートに基づき毎月調整される。2等車の運賃は、「福田」までが68元(約78香港ドル、約1,088円、1元=約1.15香港ドル、1元=約16円)、「広州南」までが215元で、長距離路線では北京まで1,077元、上海までは1,008元となっている。

(中井邦尚)

(香港、中国)

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