上半期の新車販売台数が前年同期比12%減

(フィリピン)

マニラ発

2018年07月25日

フィリピン自動車工業会(CAMPI)と自動車輸入流通業者協会(AVID)の発表によると、2018年上半期(1~6月)の新車販売台数は前年同期比12.0%減の19万1,937台となった(図参照)。

図 フィリピンの新車販売台数

フィリピンの新車販売台数は2012年以降6年連続で過去最高を記録し、2017年には約47万4,000台となった。しかし、2018年1月の税制改革(2018年3月27日記事参照)により自動車の物品税が増税されたことに加えて、政府の利上げやガソリン価格の上昇などにより、新車販売台数は落ち込んでいるとみられる。

日系メーカー別では、首位のトヨタが前年同期比14.7%減(7万3,316台)、2位の三菱自動車が3.0%減(3万3,506台)、6位のホンダが12.9%減(1万2,017台)、8位のいすゞが44.4%減(7,910台)と不振だった一方、4位の日産が24.1%増(1万3,222台)、7位のスズキが5.7%増(9,455台)と健闘した。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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