稚内~コルサコフの旅客船が運航再開へ

(ロシア、日本)

欧州ロシアCIS課

2018年06月15日

サハリン州メディアの報道によると、5月下旬に休止が発表されていた稚内~コルサコフ間の旅客船運航が急きょ再開されることとなった。同路線で運航される旅客船「ペンギン-33」は既に運用可能な状況にあり、運航に必要な書類を現在、準備中としている。

同航路は、2016年から現地サハリン海洋汽船(SASCO)が運航。通常6月1日から9月中旬まで運航されている。2018年度は5月下旬にサハリンでの書類手続きなどの遅れから運航休止が発表されていたが、サハリン州のオレグ・コジェミャコ知事はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムにおける北海道の高橋はるみ知事との会談で、「運航休止は技術的な要素が強い。航路の維持は北海道とサハリン州の経済関係強化のために不可欠」として、運航再開に向けた意欲を示していた(2018年6月8日記事参照)。

なお、同旅客船のチケットはウェブサイト「RFBUS外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で購入できる(注)。

(注)2018年6月14日時点で、今季のチケット販売は開始されていない。同ウェブサイトはロシア語と英語の表記があるが、最終的にはキリル文字での入力が必要。

(高橋淳)

(ロシア、日本)

ビジネス短信 6d7cfd2fd948fa8a