米国栄養成分表示改正適用、延期時期を最終決定

(米国)

シカゴ発

2018年05月09日

米国食品医薬品局(FDA)は5月4日、食品の栄養表示規則(Nutrition Fact)の改正に係る適用期日を、1年半延期することを正式に決定したと発表した。当該延期については、2017年10月にパブリックコメントに付されていた。

具体的には、従来、栄養表示規則の改正対応期限を原則として2018年7月26日としていたところ、これを延期し(2018年2月8日記事参照)、年間売上高が1,000万ドル以上の企業の場合は2020年1月1日、1,000万ドル未満の企業は2021年1月1日とすることとなった。

FDAは、対応延期の理由として、企業などからの対応に係る期間が短いといった意見を取り入れたことなどを挙げている。

なお、新栄養表示規則の見直しのポイントは、(1)消費者寄りのデザインに刷新(カロリー表示の強調など)、(2)最新の科学データの反映、(3)1回当たりの摂取量を基準とした表示内容への変更の3点が主なものとなっている。

表示方法については、FDAの具体例PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照のこと。

また、新栄養成分表示規則について、全文の仮訳は次のとおり。

食品ラベル表示:栄養成分および補助食品表示の改正(仮訳)PDFファイル(810KB)

(笠原健)

(米国)

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