日本産食材ピックアップ米粉

米粉とは?

米を製粉したものです。小麦粉と同じように、パンやお菓子、フライの衣など色々な用途に使うことができるのに、「ノングルテン」でしかもヘルシー、そしておいしいのが最大の特徴です。

世界初のノングルテン米粉表示(自主基準)がスタート

米には、成分としてグルテンが含まれていません。
日本では、世界で初めての自主基準として、「ノングルテン米粉製品表示」がスタートしました。この基準の下、「ノングルテン」として表示が可能な米粉のグルテン含有量はたった「1μg/g(=1ppm)以下」です。

米粉の用途別基準・主な用途について

米粉の利用拡大に向け、グルテンを含まない「ノングルテン」米粉製品の表示に関するガイドラインおよび菓子・料理用、パン用、麺用などの用途別の加工適正に関する米粉の用途別基準を公表しました。

用途別米粉製品を使用して、パン、クッキー、ケーキ、ドーナツ、トルティーヤ、パスタ、天ぷら、唐揚げ、グラタンなどが作れます。


ピザ


トルティーヤ


ドーナツ


パン

簡単においしい料理が作れる

米粉自体はグルテンが入っていないため、料理をする時にダマにならず、ふるう必要がないなどの特徴があります。また、もちもち、サクサク、さらにはとろみをつけられるなど様々な食感を出すこともできます。米粉は料理をおいしく簡単に作れて、何にでも使えるすぐれものなのです。

もっちりおいしい食感

米粉で作られたパンや麺は、もっちりとしたもちもちの食感。

低吸油で、さっぱりヘルシー

小麦粉よりも油の吸収率が低く、例えば、天ぷらを米粉で揚げると、サクサク感が長く継続します。

油の吸収率:
米粉 21%、小麦粉 38%

※鶏もも肉を揚げた時の衣の油吸収率
(出展)農林水産省「米粉をめぐる状況について」より
(元出展)「Oil Uptake Properties of Fried Batters from Rice Flour」F.Shin and K.Daigle (J.Agric. Food Chem.47(1999))

優れたアミノ酸バランスがお肌や髪をケア

米粉は、人に必要なアミノ酸のバランスが優位。
アミノ酸は筋肉や内臓など、体の重要な組織をつくるたんぱく質を構成しています。

アミノ酸スコア:
米 65、小麦 41

※米は精白米、小麦は中力粉の数値。1973年FAO/WHOの評点パターンを使用。
(出展)「食品のたんぱく質とアミノ酸」科学技術庁資源調査所(昭和61年)

※アミノ酸スコア:人間が食物として摂取しなければならない「必須アミノ酸(9種)」の各々について、その含量を人が必要とする基準値(評点パターン(FAO/WHO(1973、1985年))で除して%表示し、その9種のうちの最低値がアミノ酸スコア。9種全て基準値を満たすと100となる。
(出展)農林水産省「米粉をめぐる状況について」より