米国におけるデジタルヘルス市場動向調査(2022年3月)

2022年03月31日

最終更新日:

米国では、デジタルヘルスをキーワードに医療現場において革命的ともいえる変化が起きている。この変化をもたらした最大の原因は、2020年から米国はもとより世界を震撼させたCOVID-19である。グローバルレベルで起こったパンデミックは、もともとゆるやかな変化を遂げてきた医療業界に待ったなしの変化を求め、同業界でのイノベーションを加速させた。その際たる例が遠隔医療の急激な浸透である。米国では、COVID-19が引き金となり、10年かかるといわれた遠隔医療が3ヶ月で実現し、ZOOMやシスコが遠隔医療映像システムのベンダーのトップに躍り出た。
本報告書は、米国のデジタルヘルスの全容を検証する。第一章では、デジタルヘルスの全体的概要を説明し、定義、デジタルヘルスの需要につながる米国民の健康状態を示すデータ、規制当局の新興技術に対する革新的な規制スキームなどを紹介する。第二章では、電子カルテシステム、AI画像診断支援、手術支援ロボット、デジタルセラピューティクス、遠隔医療、ウェアラブル医療機器の6つの分野にフォーカスをあて、それぞれの分野について深堀する。第三章では、ベンチャー企業の役割を資金調達トレンド、大型投資件数、デジタルヘルス構想、アクセラレーターの実態などに着目して解説する。 

主な図表:
図表1国民一人当たりに占める対GDP医療支出(2020年) ~他 図表70まで
発行年月:
2022年03月
作成部署:
ジェトロ海外市場開拓課、ジェトロ・ニューヨーク事務所
総ページ数:
134ページ

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