パリの最新見本市事情2019 ―ファッション（アクセサリー含む）、テキスタイル分野―

近年特に、国際見本市を囲む事情が変化をし、海外販路開拓を目指す企業の中でも、ショールームを活用したり、ギャラリーを借りてのグループ展を独自に行うなど、いろいろな手法を取るケースが見られるようになってきた。このような業界の流れの中で、ファッション分野（アクセサリー等を含む）やテキスタイル分野における見本市についても、合併や新たな運営手法の打出をしたり、ターゲットの見直しまでしてきているのが実情となっている。絶対的で唯一の販路開拓ステップではなくなったものの、相変わらず有力バイヤーとの商談機会が提供される場のひとつではあり続けていることから、今回、改めてパリでの国際見本市の最新事情を解説（主催者やバイヤーへのインタビューを含む）することで、グローバル市場に参入するために見本市に出展を目指す中小企業の方々の現地市場調査の前段階の参考資料のひとつとなれば幸いである。