【世界】初のFTA発効後15年(2017年7月)

2017年07月19日

最終更新日:

日本にとって初の自由貿易協定(FTA)が発効してから15年。FTAの利用はビジネスや生活にどのような変化をもたらしたのか、その利点を輸出入両面から探った。輸入で利用率が高い品目はプラスチック・同製品を筆頭に、有機化学品、動植物性油脂、紡績用繊維など。企業にとっては調達コスト削減につながっている。FTA 利用は農林水産物や衣類といった身近なものにも。これらは消費者へのメリットを反映したものといえそうだ。メキシコ産アボカド輸入はその好例だ。FTA 効果とみられる輸出増が観測されたのは、メキシコへの自動車、マレーシアへの板ガラスなど。特定原産地証明書の発給件数も増えている。特に対ASEANのFTAでその伸びが顕著。輸出面での利点は、社内取引のコスト縮小、販売価格抑制による競争力強化、対外的な信頼性向上などだ。企業事例から見えた課題はさまざま。中小企業にとっては、とりわけ1.関税分類の特定、2.協定ごとの書類対応、3.証明書発給手続きの改善、が挙げられる。問題解消への解決策は。

(本レポートは、「ジェトロセンサー」2017年8月号エリアリポートにも掲載

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発行年月:
2017年07月
作成部署:
ジェトロ調査部国際経済課
総ページ数:
2ページ

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