真の経済通貨同盟(EMU)に向けた作業の継続動向:より良い経済ガバナンスに向けた新たな取り組み(2015年3月)

最終更新日: 2015年03月30日

欧州経済通貨同盟(EMU)の強化に向けた取り組みは、これまで銀行同盟などを含む様々な施策を実行して前進しており、次の段階に向けた中長期計画を策定する局面を迎えている。一方で、経済通貨同盟(EMU)のガバナンスシステムが上手く機能せずに経済危機に陥っているギリシャでは、2015年に入って新政権が誕生し、現行の欧州支援プログラムの2月末期限が迫る中で交渉が難航したが、直前に期限が6月末まで延長された。しかし、現行支援プログラム下の支払い条件である最終レビューの実施と、期限後の支援に関して協議が継続しており、未だギリシャ政府の債務不履行リスクとユーロ圏退出リスクが存在している。ここでは、真の経済通貨同盟(EMU)に向けた取り組みの最新動向とともに、緊迫するギリシャ支援動向に関してもまとめる。

主な図表:表1点 ギリシャ支援問題に関する主な動き

発行年月:2015年3月

作成部署:ジェトロ・ブリュッセル事務所、ジェトロ欧州ロシアCIS課

総ページ数:12ページ

記事番号:07001992

関連情報

ご質問・お問い合わせ